「どの世代も野菜の目標摂取量に届いていません。だからこの青汁・・・」というCMがありますが、
だれも届いていないなら、目標が高いんじゃないかなと思いませんか。
じつは、目標値なんてどうでもいいんです。
これに似た感じの言葉で、
「適度な運動」「適度な飲酒」など、適度は難しいだけに、うまく情報操作に使われます。
「人によって違うから、はっきり言えないから適度なんだよ」と言うかもしれませんが、
融通の利く言葉だけに、自分の有利に働くように使います。
製品の注意書きに「適度に洗浄しましょう」と書いてあったとします。
洗浄していたのにそれが壊れた場合、製品を作った会社としては、
「洗浄が足りなかった」「洗浄しすぎ」など、なんとでも言い訳ができてしまいます。
「適度に洗浄しましょう」というのは、どのくらい洗浄すればよいかを言いたいわけではなく、
「洗浄することが、製品の寿命に大きく影響しますよ」と言っているのです。
つまり、「どの世代も野菜の目標摂取量に届いていません。だから・・・」というのは、
「野菜の摂取が健康に影響します」と言っているのです。
なんか、グルっとまわって当たり前のことになっちゃいましたね。
「野菜の摂取が健康に影響します、だから青汁を飲みましょう」よりも
科学的に立証されている感をだして、説得力を出しているだけなんですね。
結局、野菜の目標摂取量とは何をもとにした何のための目標なのかはよくわからないですね。
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